人間は、骨盤(下股)という土台の上に「せぼね」(上股)がつみ木のようにのっています。それらの骨を筋肉(軟部組織)で支えています。「せぼね」が、ネジレたりすると、支えている筋肉にストレスがかかり、凝りや血液の循環が悪くなります。さらにストレスが強くなると「痛み」や「せぼね」からでている神経を圧迫して「しびれ」を引き起こしたり、内臓の機能低下をまねくこともあります。ですから、私たちは正しい姿勢で生活することが必要とされます。
「せぼね」のネジレやユガミは日常の生活動作や職場での姿勢がクセとなって「せぼね」の歪みとなるものが、大半をしめます。たいていの人は、日頃から当たり前のようにとっている姿勢なので見過ごすことが多いのです。考えてみてください。悪い姿勢をとっていませんか?この悪い姿勢が毎日くりかえされることによってあなたの「せぼね」を歪めることになっているのです。
骨盤「せぼね」の歪みが大きい方や古い方が治療を受けられる過程では、「めんけん」反応(REACTION)と言って、今までよりひどい症状になったり、痛くなかったところが痛くなってきたりして、良くなるどころか、よけいに悪くなったと思うことがあります。これは長年の間、徐々に歪んできた「せぼね」が短期間で矯正位に動いたり、矯正位からのもとの歪んだ状態に戻ると、骨を支持する軟部組織や、神経が刺激を受けるからです。 またこのREACTIONがおこれば、「せぼね」の関節が固定化していない(サビついていない)証明にもなります。治癒の可能性があると判断してください。
「せぼね」の歪みは矯正により正常に戻りますが、骨が弱かったり筋肉の弱い人は、ストレスや不自然な姿勢、長時間同じ姿勢をしていると、再び悪いクセがつきます。 そこで「せぼね」の歪みを予防するためには、筋肉強化の運動やバランスのとれた栄養、そして十分な睡眠が必要となります。 また、積極的に「せぼね」の矯正を受けられることが健康につながり予防医学へとつながるのです。
刺激を避けなければならない病気、弱質的に進行した重い病気、ガン、出血しやすい病気、高熱の病気、感染症、強度の神経質な人、妊婦などは施術できません。